エーザイ株式会社美里工場の事業譲受に関する事業譲渡契約締結のお知らせ

武州製薬(本社:埼玉県川越市)は、エーザイ株式会社(本社:東京都、以下「エーザイ」)の製造拠点の一つである美里工場(所在地:埼玉県)における事業を譲り受けることについて、本日、エーザイとの間で事業譲渡契約を締結しましたので、お知らせします。

1. 美里工場事業の取得意義及び目的

製薬業界における業務効率化、事業の再編・整理が進む中で、製薬各社は、その資本を研究開発と販売に集中し、固定費負担の大きい製造については外部委託を活用する傾向を強めております。とりわけ国内の医薬品受託製造市場では、2005 年の薬事法改正以降、その動きが顕著であり、今後もグローバルレベルで医薬品製造のアウトソーシング化はさらに拡大していくことが見込まれております。

その中において、当社は国内医薬品受託製造専業トップのポジションを築いており、製剤開発、治験薬製造から商業生産まで一貫した製造を担える体制、及び日・米・欧3極の GMP 認証を背景とした品質管理・品質保証能力の高さ等を強みとし、国内外の医薬品メーカーからの中長期にわたる取引関係を継続して事業を展開しております。一方、美里工場は、1981 年に操業を開始して以降、エーザイにおいて、国内のみならずグローバル市場に向けた固形剤及び注射剤の主力製剤工場として機能しており、高い品質管理基準と製造ノウハウが蓄積されております。

今回の事業譲受により、当社は川越工場に加えて 2 工場体制となり、固形製剤のキャパシティーは現状の約 35 億錠から約 100 億錠と大幅に増加し、医薬品供給の信頼性と事業の安定性、拡張性をさらに高めることができます。また、両工場の高い製造技術を融合させることにより、その製剤開発機能をさらに強化し、CDMO(Contract Development & Manufacturing Organization)への進化をより一層加速させ、製剤開発受託事業の強化を図ることができます。加えて、注射剤充填ラインの獲得により、固形剤から注射剤まで、全ての製造工程についてのワンストップサービスが提供できる体制が整い、総合型 CDMO として、さらなる新規顧客の開拓や取引拡大が可能になります。また、これまでに築いてきたエーザイとのビジネスパートナーシップが一層強化されることも期待できます。

今回の事業譲受に際し、エーザイは、美里工場の従業員に対して転籍希望者を募集し、当該希望者は当社へ転籍していただくことになっております。また、現在美里工場で製造しているエーザイ製品は、一部を除き当社への製造委託品として美里工場で生産を継続する予定です。

当社は、国内医薬品製造受託ビジネスのパイオニアとして今後も「くすり」の製造に徹し、国内外すべての企業から必要とされる存在価値の高い企業として、常に当社を第一に選択していただけるよう邁進してまいります。

2. 本件譲受により異動する工場の概要

1) 名称  :美里工場
2) 所在地 :埼玉県児玉郡美里町大字広木950
3) 敷地面積:173,496㎡
4) 延床面積:58,316㎡
5) 社員数 :約210名(2013年10月1日現在)
6) 生産剤形:錠剤、カプセル剤、注射剤
7) 生産実績:錠剤約38億錠、注射剤約4千万本(2013年3月期)

3. 事業譲渡の日程

1) 2013年11月29日:事業譲渡契約締結
2) 2014年 3月31日:当社による事業の譲受完了(予定)

武州製薬について

1998 年 8 月設立の医薬品・治験薬受託製造専門会社。資本金 10 億円。当社では、欧州、米国を含む最新の GMP 基準に基づく製造体制により、医薬品及び治験薬の受託製造を積極的に行っています。蓄積したノウハウと最新情報を活用し、顧客である医薬品製造販売会社・医薬品開発ベンチャー等に対して付加価値のあるソリューションを提供しています。
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